宇野常寛『ラーメンと瞑想』7月25日(金)発売。
「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
ラーメンとは獣の世界との接続である。
そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
瞑想とは神の世界との接続である。
それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える……。
作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。
笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。