左より詩人の向坂くじらさん、著者の勅使川原真衣さん。

2026年8月28日、書店・UNITÉ(ユニテ)にて、初の小説『「対話」がやってきた』を上梓した勅使川原真衣さんと、詩人の向坂くじらさんによるトークイベントが開催されました。
JR中央線・三鷹駅から徒歩15分弱の場所に静かに佇むUNITÉ。白壁の入口をくぐると、店内にはコーヒーやビールなどを提供する大きな木のカウンターがあり、書店というよりも、まるで隠れ家のカフェやアンティークショップのような雰囲気が広がっています。そこに当日、おふたりの話を直接聞くために熱心な読者が集まりました。
勅使川原さんと向坂さんは、昨年もUNITÉのイベントで顔を合わせていたこともあり、イベントは開始直後から和やかな雰囲気で進行しました。
向坂さんからは「なぜ今回は小説という形式を選んだのか?」という問いを皮切りに、「この小説には“人間に対するやさしさ”がある。それは、テッシー(勅使川原さん)が組織開発コンサルタントという立場で書いているからではないか。次はその肩書きを外した、もっと悪い内容の作品も読んでみたい」といった感想や要望が投げかけられ、勅使川原さんが、自身では気づきにくい視点からの意見に「なるほど」とうなずく場面も見られました。
さらに後半の質疑応答では、来場者から「この小説は映画化したら面白いと思いました」との感想が寄せられると、すかさず向坂さんが「私は映画より連続ドラマのほうがいいと思う!」と応じ、会場が期待を込めた拍手に包まれる一幕も。
イベント終了後にはサイン会も行われ、勅使川原さんと向坂さんは、一人ひとりの来場者と丁寧に言葉を交わしながら、最後まで交流の時間を楽しんでいました。

通りに面したUNITÉの素敵なエントランス。
勅使川原さんからは「ぜひ、くじらさんに詩を習いたい」という発言も。